「条件はいいのに、好きになれない人」or「条件は悪いのに、好きな人」どっち?

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執筆者:コラムニスト・ひかり

「条件はいいのに、好きになれない人」or「条件は悪いのに、好きな人」

婚活をしていると、「条件はいいのに、好きになれない人」や「条件は悪いのに、好きな人」が現れ、どっちにしようかと迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、どうしたらいいのでしょうか?

こういう場合は、両方を比べるから、余計に頭が混乱してしまうもの。だから、まずは一人一人との関係ときちんと向き合って考えることが大切です。

「条件はいいのに、好きになれない人」と付き合うべきか?

結婚相手の条件がいいに越したことはありませんが、自分にとって必要な条件かどうかは人それぞれです。だから、一般的にいい条件ではなく、「自分にとって好ましい条件なのかどうか」を見極める必要があります。

例えば女性の場合は、相手が「お金持ち」であっても、奥さんは専業主婦になることを望むのであれば、仕事が大好きな女性には合いませんし、由緒ある家柄の人の場合は、堅苦しいことが苦手な人にとっては、結婚したら、自分らしさを失い、幸せではなくなってしまうこともあります。

男性の場合だと、いくら若くて、キレイな女性であっても、自分が嫉妬深くて心配性な場合は、いつ浮気されるかと、いつもハラハラしなくてはいけないこともありますし、家事が得意の専業主婦タイプの女性の場合は、家族を一番大切にすることを要求する可能性は高いので、自分が仕事大好き人間だと、彼女は寂しくて、家を出て行ってしまうこともあるかもしれません。

つまり、「一般的にはいい条件」であっても、「自分にとっては、さほどいいとは言えない条件である」場合は、意味がないのです。

では、もし「自分にとって好ましい条件の人だけど、好きになれない」場合は、どうしたらいいのでしょうか?

初めは好きになれなくても、段々好きになってくることはあります。「単純接触効果」といって、会う回数を重ねていき、相手に慣れてくることで、好きだという感情が芽生えることはあります。

それこそ付き合ってみて、お互いの距離を縮めていくうちに、相手を愛おしく感じてくることはあります。 

ただし、「生理的に受け付けない」場合は、厳しいです。その場合は、何度会おうが、好きになれないどころか、段々、会いたくなくなってくるものです。試しに付き合ってみて、距離を縮めていったら、「体にじんましんができた」なんて人もいるので、無理してはいけません(苦笑)。

生理的に受け付けない相手とは、一緒に住むことは難しいので、「あなたの結婚相手は、その人ではない」と思った方がいいでしょう。

つまり、「条件はいいのに、好きになれない人」の場合は、自分にとって望ましい条件であるのかを、きちんと見極め、その上で生理的に受け付けないわけでなければ、付き合ってみて様子を見るのはアリです。付き合ってみてから分かる、相手の本当の姿もあれば、相手に見せる自分の姿もありますしね。付き合う前からウダウダ考えるよりも、付き合った方が答えは出やすいでしょう。

「条件は悪いのに、好きな人」と付き合うべきか?

これも先ほどと同様で、自分にとって、そこまで条件が良くないのかどうかは、きちんと見た方がいいでしょう。相手に経済力がなくても、自分が相手のことも養えるくらいの経済力があれば、問題ないこともありますしね。

ただし、夫婦になるにあたり、これだけは最低限、避けた方がいい条件というのはあります。

それは、

・DV、モラハラの傾向がある

・借金癖がある

・浮気癖がある(裏切る)※相手が結婚していて不倫関係であることも含む

の3つです。

もちろんそんな相手であっても、場合によっては、DVのパートナーよりも自分の腕力の方が強いとか、相手に借金癖があっても、それを余裕で返せるくらいの資金をもっているとか、浮気されても許せてしまうほどの度量があるとかであるなら、そこまでの問題ではないかもしれません。

例えば、『ルパン三世』のルパンが、不二子ちゃんに何度もダマされようが、彼にはそれを回避するだけの能力があるから問題はなく、むしろそんな不二子ちゃんを面白がれるほどの余裕がありますしね。

ただ、ハッキリ言ってしまえば、そんな人は稀です。だったら、自分の度量をよく理解し、共倒れにならない相手にした方がいいでしょう。

ただし、相手に条件ばかり求めてしまう人が、知っておいた方がいいことがあります。それは、相手の条件ばかり求める人は、「自分には、それだけの力がない」と言っているようなものだということです。

もし自分が自分1人くらいは支えられるくらい自立していたら、相手にはそこまでの条件は求めなくなってきます。さらに、相手に足りないものを自分が補充できるほどの力があれば、何の問題もありません。

例えば女性は、相手にそこまでの経済力がないなら、自分が経済力を身に付ければいいだけですし、男性は、パートナーは家事が苦手なのであれば、自分が家事能力を身に付けたり、家事代行を雇えるほどの経済力を持てるようになればいいだけのことです。「パートナーは、これだけの能力がなくてはいけない」ではなく、「自分が、それに対応できるだけの力をつければいい」だけのことなのです。

もし相手のことが好きなのであれば、自分の望む条件の人でなくても、自分にそれだけの対応力と柔軟性を持てるようになりましょう。

ただ、そうは言っても、人には向き、不向きはあるので、どんなに努力をしても自分には対応できないようなこともあります。その場合は、「結婚相手は、その人ではない」ということです。結婚は生活なので、生活が成り立たないのであれば、そもそも結婚は難しいでしょう。

結婚相手は、好きになれる人の方がいい

やはり、結婚する相手は、好きな人に越したことはありません。好きでもない人と一緒に暮らすのは、苦痛を感じる人も多いものですしね。その「好き」という気持ちさえあれば、2人の間にどんな問題が起こっても、2人が一緒にいられるために乗り越えようと努力できますしね。

ただし、「恋愛感情としての好き」は、まだ自己愛の延長であることが多いので、相手が自分にとって不都合なことをしたら嫌いになってしまうこともあります。そんな簡単な気持ちだったら、結婚生活は長続きしません。ましてや、相手の条件に不満があるのであれば、そこがネックとなって離婚に発展しやすくなるでしょう。だから、自分自身がまずはきちんと「人を愛せる人」になった方がいいのです。

自分を愛せない人は、人を愛せるだけの愛がまだ内側にないので、愛せません。だから、人を愛せるようになるためにも、まずは自分をきちんと愛せるようになることが大切ですよ。

「条件はいいのに、好きになれない人」or「条件は悪いのに、好きな人」は、ケースバイケース


ここまで、「条件はいいのに、好きになれない人」と「条件は悪いのに、好きな人」は、どっちがいいのかについて解説しました。結局のところは、ケースバイケースということです。

ただ、両方ともの問題点を冷静に見て、「どうにか乗り越えられそうだ」と思うのであれば、最後は、自分の心に従うのが一番です。それは、どっちの人との結婚を想像したら、ワクワクするのか。

その場合、結局は「好きな人」の方を選んでしまう人が多いものなんですけどね(笑)。何はともあれ、自分の気持ちに正直に、でも感情に溺れすぎることはないようにして、後悔のない選択をしましょうね。

執筆者:コラムニスト・ひかり









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