
執筆者:コラムニスト・ひかり
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■結婚相手は●●を見るべし!
結婚相手を選ぶときに、一番見ておいた方がいいポイントがあります。それは、「トラブルが起こった時に、どんな対応をする人なのか」ということです。
人は大概、調子がいい時、機嫌がいい時は、いい人でいられます。でも、トラブルが起こったり、窮地に立たされたりした時こそ、その人の“本質”が見えてくるものなのです。
だから、トラブルが起こった時の相手の姿は、しっかり見ておいた方がいいのです。
今回は、トラブルが起こったときには、こういった行動ができる人を選んだ方がいいというポイントを、いくつか紹介します。
■行動1:感情的にならないで、冷静に判断し、行動できる人
例えば、デート中、レストランで何かトラブルが起こったとします。お店側のミスで予約がとれていなかったり、注文したものとは別の料理が運ばれて来たり、料理に髪の毛が入っていたり、なんてこともあるでしょう。
そんなときに感情的になってお店の人を怒るような人だと、先が思いやられます。そういう人は、あらゆるところで、自分の思い通りにいかないと癇癪を起こす可能性があります。それこそ、結婚をしたら、あなたが相手の思い通りの行動をしないとヒステリーを起こすこともあります。そんな相手と一緒に暮らすとなると、毎日、ビクビクしてしまいますよね……。
デートに限らず、仕事でも、日常生活でも、何かトラブルが起こった時は、まずは感情を抑え、「どうしたらこの場が一番いい方向に持っていけるのか」を冷静に考えられるようになることが大切です。感情的になったところで、状況が好転することなど、まずありません。
そして、自分の思いを伝えるときは、「相手にどのように言えば、こちらの要望が聞き入れやすくなるのか」をよく考えてから話した方がいいものです。
自分の立場からでしか物を見ていないと、一方的な言い分になってしまうこともあります。だから、相手の立場に立ったり、大きな視野で状況を見たりした上で、“相手が理解し、納得できるような言い方”をした方が効果はあるでしょう。
毎日、普通に生活をしていても、トラブルは何かしら起こるものです。それを全て避けるのは難しいものですが、やり方次第で、その被害を最小限に留めることはできるのです。
そんなときに感情的になって、自分の言い分ばかりをぶつけるような人と結婚してしまうと、何かトラブルが起こったときには、まるます状況が悪化してしまうことがあるので、気を付けた方がいいでしょう。
■行動2:情報に振り回されないで、冷静に自分でも考える人
「行動1:感情的にならないで、冷静に判断し、行動できる人」にもつながることですが、自分たちだけに起こるトラブルだけではなく、日本全体や世界中で起こるトラブルもあるものです。
例えば、今年は、新型コロナウィルス感染症が発生しました。こんな大きなトラブルが起こったときに、必ず起こるのがデマ情報です。トイレットペーパーが品不足になるという誤った情報により、スーパーでは売切れが続出になりました。
人は、不安や恐怖心が湧き出ると、判断力が低下します。大概、こういったデマ情報は、人のそういった感情を刺激し、パニックを生み出してしまうのです。
結婚をすると、パートナーと二人三脚で生活していくところもあるので、相手が謝った情報に振り回されてしまうと、自分まで影響を受けてしまうこともあります。現在は、あらゆる情報が溢れています。正しい情報もあれば、間違った情報もいっぱいあります。そんなときにこそ、「視野を広げて、自分でも考える力」が問われるんですよね。
もしパートナーが、SNSをやっていて、あるデマ情報をリツイートしてしまった場合、最悪のケースでは慰謝料を請求されてしまうこともあり得ます。
実際に、ある著名人が自分に関する誹謗中傷のコメントをリツイートした人に対して、名誉毀損による損害賠償を求めて勝訴しています。たとえリツイートであっても、「自分の発言の責任は問われる」ってことなんですよね。
もし共感する発言リツイートしたいときは、単に鵜呑みしないで、自分でもきちんと調べ、考えて、その上で責任を持って発信することが大切なんですよね。
■行動3:保身よりも、思いやりのある行動ができる人
トラブルが起こると、すぐ保身のための言い訳をし、環境や人のせいにしてしまう人もいます。そんな人はいつまでたっても、自分が反省するチャンスを失い、同じことを繰り返します。
自分の身を守るために、他人を犠牲にする人は、少なからずいます。会社では、自分のミスを部下になすりつける上司なんかもいるものですしね。
そういう自分勝手な人は、災害のときも、同じような行動をするかもしれません。例えば、大ヒットした韓流映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(ヨン・サンホ監督)を観たことはありますか?
噛まれるとゾンビ(!?)のようになってしまう謎のウィルスの感染が拡大し、父娘が乗った新幹線に1人の感染者が乗ったことで、車内中が感染者だらけになり、人を襲って来るパニック映画なのですが、ここではさまざまな人間模様が描かれています。
周りの人たちと助け合って、感染者から逃げる人、愛する人のために自分が犠牲になろうとする人もいれば、逆に、自分が助かるためだったら、他の人を盾にするような人も出てきます。この映画を観たら、ウィルスも怖いけど、それ以上に人間の方が怖いものだなと感じる人も多いでしょう。
今後、地球温暖化が進んだり、また大きな地震や台風だって起こったりするかもしれません。そんなときでも、人としての思いやりは失わないでいたいし、そういう人をパートナーにしたいものですよね。
■トラブルが起こった時こそ、価値観の不一致を感じやすい
トラブルが起こった時こそ、お互いの本質が見えるものなので、そこで「価値観の不一致」を感じやすいものなんですよね。
離婚の原因でも「価値観の不一致」が多いものですが、トラブルが起こった時に、相手が残念な行動をすることで、人として尊敬できなくなり、愛が冷めていくことはよくあることです。
だからこそ、結婚前には、トラブルが起こった時に相手がどんな言動をする人なのかは、よく見ておくといいでしょう。一緒に暮らしたら、余計にトラブルが増えそうな相手と結婚してしまったら大変なので、気を付けましょうね。
執筆者:コラムニスト・ひかり