好条件の人と結婚できても、幸せになれないことがある理由

ライザップゴルフ

執筆者:コラムニスト・ひかり

目が肥えてしまった独身者が気を付けるべきこと

婚活をして、色々な人と出会っていると、だんだん目が肥えてしまい、どんどん理想が高くなってしまいがち。でも、仮に“高嶺の花”のような素晴らしい人と結婚できたとしても、幸せになれないこともあるんですよね。それは、なぜなのでしょうか?

“高嶺の花”と結婚できたら、幸せ?

婚活している人であれば、誰もが分かっているのに、見失いがちなことと言えば、「結婚はゴールではなく、スタートである」ということ。

つまり、「結婚できた。ラッキー!これで生涯安泰」なんてことはなく、その後は、この結婚生活を維持ずることこそが重要なのです。

例えば、多くの異性に好かれるモテモテの人と結婚したとします。その人は、結婚後もモテ続けるでしょう。「自分はパートナーなのだから」と胡坐をかいていると、そのうち「他の好きな人ができたので、離婚してください」と言われてしまう可能性もゼロではありません。

つまり、そんな魅力あるパートナーに言い寄ってくる人の中で、自分が一番、彼(彼女)にとって、魅力的であり続ける努力が必要となってくるのです。

いくら法で守られても、人の心までは縛れません。人の心は、力づくや法の力だけではどうにもできないからこそ、身の丈に合わない幸せを手に入れてしまったら、「いつかその幸せが失ってしまうかもしれない」という恐怖感とも闘わなくてはいけなくなってくるのです。

「歳の差婚」の落とし穴

「歳の差婚」も同様です。今は男性でも女性でも一回りも二回りの年下の相手と結婚する人も出てきました。それ自体は素敵なことです。

でも、今は2人がつり合っていたとしても、これから10年後、20年後もつり合いがとれるかどうかは、別の問題なのです。

例えば、20代前半の女性の場合、まだ社会人経験も浅いこともあり、仕事に関して経験も知識もある10歳以上年上の男性に魅力を感じることは少なくありません。でも、その女性はその後、もっと成長していきます。10年後に敏腕のキャリアウーマンに成長した場合は、当時魅力を感じていた男性には「物足りなさ」を感じてしまうこともあるのです。

パートナーに年上を求める人ほど、「早く成長したい」という向上心があることも少なくありません(※人によっては、「甘えられるから、楽」という、逆の理由であることもありますが)。だからこそ、急速に成長していき、あっという間にパートナーを追い抜いてしまうことだってあり得るんですよね。

そうなっても関係を維持させるためには、「それでも、私にはあなたしかいない」と言ってもらえるほどの魅力と、2人の間に絆があるのかどうかにかかっています。

さらに、自分の劣等感とも向かっていかなくてはいけません。「若さを失っていくこと」をきちんと受け止められるほど、成熟した精神を持っている人は、残念ながらそう多くはありません。

かなり年下の人と結婚すると、見た目はもちろんのこと、体力的にも、自分の方が早く相手よりも衰えていきます。その結果、パートナーに対して「浮気しているのではないか?」と必要以上に疑ってしまい、関係を壊してしまう人もいます。

つまり、「自分の方が相手よりも老いている」ということの負い目に負けてしまうような人は、難しいでしょう。

つまり、「歳の差婚」というのは、パートナーが若くて、美しくて(かっこよくて)、恋愛体質であればあるほど、結婚を維持させることのハードルは、思いの外、高いものなのです。

“つり合いのとれる自分”になるしかない!という現実

結局のところ、自分とつり合いがとれないくらいに魅力的な人と結婚してしまったら、「その分、維持させるための努力が必要となる」ということなのです。

つまり、結婚生活を維持したければ、「相手が“高嶺の花”のままの状態ではいさせてもらえない。自分も、そこまで高嶺に行かないといけない」ということなのです。

あなたに、その覚悟はありますか?

家は一番安らぎの場所であるはずなのに、常に努力を強いられる環境の場合、自分が耐え得るのかどうかは、よく考えた方がいいでしょう。

やっと手に入れた幸せを失う恐怖を抱きながら生活をするのは、思いの外、精神的に辛い環境でしょうしね。

もちろん向上心の強い人であれば、むしろ魅力的でい続けることが喜びである場合もあるでしょうしね。

“高嶺の花”の相手を求める前にすべきこと

自分とは釣り合いがとれないくらいに好条件の相手ばかりを探してしまう人は、一度、自分の内側にあるコンプレックスときちんと向き合う必要があります。

人は基本、自分にないものを相手に求めることが多いものです。例えば、社会的地位のある相手を求める人は、自分自身の社会的なポジションにコンプレックスを抱いている場合も少なくありません。だから、結婚を通して、のし上がりたいと思っているのです。

ただ、社会的地位の高い人ほど、そんな人がわんさか寄ってくるので、飽き飽きしているものです。つまり、あなたがそんな劣等感を抱いて、すり寄っていけばいくほど、相手には好かれにくい、ということです。

また、「歳の差婚」を希望し、相手に「若さ」を求めるような人は、自分の老いをきちんと受け止められていない人も少なくありません。

自分が歳を重ねていくことによって、大事なものを色々と得ている人は、そこまで「若さ」にはこだわらないし、むしろ、自分が大人になったからこそ得られた「精神的な成熟」の方を相手に求めるようになるからです。つまり、精神的レベルは、年下の人と同じである可能性もあるのです。

でも、年上好きの人は、「自分を向上させてくれる人を好む」ことが多いものです。つまり、「精神レベルが似ている、自分よりも一回りも年上の相手と付き合いたいのか?」というと、難しいところはあるでしょう。つまり、相手に若さを求めれば求めるほど、そういう相手からは恋愛対象にされないこともあるのです。

結婚相手に、自分と同等以上の好条件を求めてしまう人に、1つご提案があります。

それは、「結婚前に、まずは自分の劣等感を解消できるほどまで向上し、そのレベルが上がった自分と“つり合いがとれる相手”と恋愛、結婚することを目指しませんか?」ということです。

もし運よく、高嶺の花のような人と結婚できたとしても、その後は、「“つり合いが取れる自分”になること」が求められるものですしね。だったら、相手に求めるスペックを上げる前に、自分のスペックを上げませんか?その方が素敵な人のハートを射止めやすいし、幸せの近道になりますよ!

執筆者:コラムニスト・ひかり









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