「重い人」だと思われる人の傾向とは?

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執筆者:コラムニスト・ひかり

「重い人」になっていない?


結婚を前提にしたお付き合いをする場合は、真剣になるもの。でも、その真剣さが誤った方向に行ってしまうと、恋人から「重い」と言われてしまうこともあるでしょう。

「重い人」だと思われる人の傾向とは、どんなものでしょうか?

「重い人」の特徴とは?

恋人に「重い」と思われてしまう場合は、下記の3つのような傾向があります。

(1)尽くしているようで、“ありがた迷惑”なことをしている。

(2)見返りを求めてしまう。

(3)理想を押し付けてしまう。

1つずつ解説していきます。

(1)尽くしているようで、“ありがた迷惑”なことをしてい

自分がしたいことが、相手が喜ぶことだとは限りません。例えば、女性の場合は、恋人から合い鍵をもらったことをいいことに、頼まれてもいないのに、毎日のようにご飯を作りに行ったり、洗濯や掃除をしたりしていると、「うざい!」と思われてしまうこともあるでしょう。

尽くしている側にしてみたら、「せっかく、ご飯を作ってあげているのに!」と思うかもしれませんが、彼にとっては、家事をしてくれることよりも、1人の時間が欲しいこともあるのです。

また、パートナーシップでは、お互いが望む距離感でいた方がいいので、相手のプライバシーに土足で踏みこむようなことをすると、彼(彼女)は、あなたと一緒にいるのが、だんだん億劫になってくることもあります。

悩み事があるときは、誰もが人に相談するわけではなく、1人でじっくり考えて解決したい人もいるので、根掘り葉掘り聞きだそうとするのも問題です。相手の問題に首を突っ込んでしまったが故に、関係が壊れてしまうこともあるのです。

相手が望んでいないことまでをしてしまうのは、「尽くしている」のではなく、「ありがた迷惑の行為をしている」ということ。あなたがどんなに頑張ろうが、それは相手には関係ありません。それよりも、「されている側が喜ぶかどうか」を考えて行動した方がいいでしょう。

では、そういう人は、どうして相手が望んでもいないことをしたがるのでしょうか。それは、「相手に必要とされたい」からです。

彼(彼女)があなたを求めていない時でも、必要とされたがる場合は、相手に依存していることが多いでしょう。つまり、必要としているのは、あなたの方なのです。相手の存在によって「自分は、彼(彼女)の役に立つ価値のある人間だ」と感じたいのです。

そういう人ほど、“自分の力”によって、相手が幸せになることを望みます。相手が自分とは関係ないところで幸せになったら、面白くないのです。

それは、相手への愛情ではなく、“自己愛”です。自己愛を投げかけられて、喜ぶ人はいないので、あなたのそんな独りよがりな行為は、2人の関係を壊してしまうでしょう。

(2)見返りを求めてしまう


自分が相手にしてあげた分のお返しを求めてしまう人がいます。そういう人は、彼(彼女)に何かをする度に、相手に精神的なプレッシャーを与えてしまうことがあります。

例えば、男性が高価なプレゼントや高級な食事を提供することで、相手からの見返りを求めていることは少なくありません。でも、相手にしてみれば、“見返りを求められる行為”というのは、「相手からコントロールされようとしている」「相手が自分の望むような状況に持って行こうとしている」ことを感じるため、居心地が悪く感じる人は少なくありません。

その場合、仮に相手が何かお返しをしてくれたとしても、「自分も相手に何かしてあげたいから」というような心がこもっている行為というわけでもなく、「相手にここまでしてもらったら、何かお返しをしないと、申し訳ないから」「お返しをしておかないと、気分が落ち着かないから」というような礼儀的な発想からの行為であることも少なくなくありません。そういった関係は、そう長くは続かないでしょう。相手が息苦しさを感じるからです。

また、そういった金銭をかけた尽くし方をする男性ほど、別れる時には「今まであげたものを返せ」と言い出す人も少なくありません(苦笑)。それは、“男としての器”が問われる行為なので、もう二度と会わない相手であっても、やらない方がいいでしょう。

そもそも、そんな返してもらいたいものであるなら、もともとあげなきゃいいのです。そんなのは、プレゼントでもなんでもないですしね。

結局、「自分への見返り」を求めて奉仕する人は、相手のために尽くしているわけではなく、「投資」としてやっているに過ぎません。だから、それに見合ったお返しがないと、不機嫌になるのです。

どうせなら、相手にする行為そのものを、もっと違った意味で「自分のため」にしませんか?それはどういうことか?というと、「自分が相手の喜ぶ顔が見たいからする」くらいの気持ちでする、ということです。

「相手の喜ぶ顔が見たい」と思えるほどの愛情がないのであれば、まずは自分がきちんと人を好きになることから始めましょう。愛情がないのに、見返りを求める“偽りの優しさ”を与えられても、相手にとっては迷惑でしょう。

また、「自分が相手の喜ぶ顔が見たいからする」場合でも、気を付けなくてはいけないことがあります。それは、相手が望んでいないことをしておきながら、相手が喜ばないと、怒りだす人もいるということです。

それは、「(1)尽くしているようで、ありがた迷惑なことをしている」と同じです。相手に対して怒るのではなく、“ありがた迷惑をしてしまった自分”に対して、反省をしましょう。

(3)理想を押し付けてしまう

将来を見透えた関係であるからこそ、相手とうまくやっていけるように、あれやこれやと理想を押し付けてしまう人がいます。例えば、「料理は熱いうちに出してほしい」「掃除機は毎日かけるくらいキレイ好きがいい」「毎日『愛している』と言ってほしい」「月に1回は、花束を送ってほしい」とか。

でも、変わるべきなのは、相手ではなく、自分の方であることもあるのです。自分が相手の理想とは違う部分も、きちんと対応できたり、フォローできたりするなら、それらは何の問題もないからです。

つまり、人に理想を押し付ける人ほど、「自分には対応力がありません。柔軟性もありません」と言っているようなものなのです。

そもそも自分を中心にして物事を考えてしまう人は、自分にとって“都合がいい存在”を求め、自分の生活習慣に相手が合わせることを強要しがちです。でも、自分には自分の人生があるように、相手には相手の人生があります。つまり、相手は“あなたのためだけに”生きているわけではない、ということです。

自分の理想の枠に相手を入れようとするのではなく、自分と相手に合う関係を作っていくことが大切です。それができないまま、「あなたのために言っている」と言わんばかりに、理想を押し付けて、注意ばかりしていると、相手に「私(僕)では、あなたのお役には立てません!」と言われて、逃げられてしまうこともあるでしょう。

更に言えば、自分の「正しさ」が、相手の「正しさ」ではないこともあります。“絶対的な正しさ”なんて、ほとんど存在しないので、意見が割れたとしても、見方によっては、どちらも正しいこともあれば、どちらも間違っていることもあるのです。だから、お互いに折り合いをつけていくしかありません。

それなのに、「自分は正しくて、あなたは間違っている」なんて、相手の立場に立てない考えを抱いていると、だんだん嫌われてしまうでしょう。彼(彼女)は、あなたの前では、“いつも間違っている愚か者”でいないといけないからです。

いいパートナーシップを築きたいのであれば、相手の意見を聞き、受け入れ、お互いにとって納得できる方向に進めるようになりたいものですね。

「重い」と言われるのには、理由がある!


ここまで、「重い人」だと思われる人の傾向を紹介してきました。結局、この3つに共通することは、「相手をコントロールしようとする」ということです。

彼(彼女)を思い通りにしようとすると、相手が身動きをとりにくくなり、あなたを重みに感じてしまうのです。きちんと相手の思いを感じ取り、尊重できる人でありたいものですね。

執筆者:コラムニスト・ひかり









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