結婚する前にできていた方がいいこと5つ

ライザップゴルフ

執筆者:コラムニスト・ひかり

結婚はゴールではなく、スタートであるからこそ、結婚前に身につけておいた方が、よりいい結婚生活が送れる能力があります。今回は、結婚する前にできていた方がいいことを5つ紹介します。

できていた方がいいこと1:精神的に自立する


ある程度の年齢になったときに自立していることは、とても大切なことです。依存体質の人は、自分1人でも立てるくらいにならないと、パートナーの負担になってしまい、結婚生活を破たんさせてしまう可能性は高くなります。

また、自分自身を自分で幸せにできるような自立心がないと、自分の楽しみをパートナーから提供してもらおうとしがちです。それで、相手が自分をかまってくれないと不満を抱きやすくなります。それが相手を息苦しくさせてしまい、「もう一緒にいられない!」と思わせてしまうこともあります。

哲学者・エーリッヒ・フロムの書籍「愛するということ 新訳版」(紀伊國屋書店刊)には、こんな言葉があります。

未成熟な愛は「あなたが必要だから、あなたを愛する」と言い、成熟した愛は「あなたを愛しているから、あなたが必要だ」と言う。

自分の松葉杖のような相手を求めているうちは、まだ相手を愛しているというよりも、“自分のために”相手を必要としているだけの<自己愛>に過ぎません。

つまり、本当に人を愛せるようになるためには、精神的な自立をしていることが必要不可欠なのです。

当たり前ですが、いい結婚生活を送るためには、パートナーを愛せるようになることが大切です。つまり、結婚前に精神的な自立はできていた方がいいのです。

できていた方がいいこと2:それなりの経済力をもつ

今は共稼ぎが一般的であるほど、多くの人が収入に対して不安を抱いています。だから、一昔前は男性の経済力ばかりが注目されましたが、今は、男性が結婚相手を選ぶときにも女性の経済力を見るようになってきました。つまり、男女ともに、経済力はあったほうがいいのです。

結婚は単に恋愛の延長ではなく、「生活」でもあるので、やはり「一緒になっても生活できるのか」というのは重要なことです。どんなに好きな人が現れても、一緒に暮らせるだけの収入がないと、生活を送るのは難しいでしょう。そのためにも、まずは自分自身がそれなりに経済力を持つことは大切なのです。

経済力のない人の中には、「親がいなくなったら生活できなくなるから、老後のために結婚しよう」という人もいます。でもその状態だと、冷静に相手のことを見られないことも多いので、残念な人を選びがちです。

だから、女性の場合でも、自分1人くらいは養えるくらいの経済力は持っていた方がいいですし、できることなら男性は、夫婦で暮らせるくらいの経済力は必要最低限、稼げるようになった方が、より自分が理想とする人と恋愛、結婚がしやすくなるでしょう。

現代は、女性、男性に限らず、専業主婦(主夫)という選択肢もなくはありませんが、相手のお金だけで生きていくというのは、思いの外、“自分の人生の選択”を狭めてしまうものです。

なぜなら、結婚した相手が、DV、モラハラ、浮気などをする人であっても、自分に経済力がないから離婚できない人が少なからずいるからです。

つまり、結婚前にある程度の経済力を持つことで、お金ばかりにこだわらずに、本当に素敵だと思える人と結婚できる可能性は高まるし、仮に残念な結婚生活になってしまったとしても、そこから抜け出すこともできるのです。

お金が全てではありませんが、現実問題として持っていた方が、人生の選択肢を色々と持てるようになるでしょう。

できていた方がいいこと3:生活力を身に着けること


夫婦関係が壊れる原因で多いのは、お互い、もしくはどちらかの生活力がないことです。生活力とは、社会生活を生きる上で必要となる能力のことで、家事、金銭感覚、公共料金や税金など手続きの知識などさまざまです。

今や家事は、妻だけの仕事ではありません。もし、妻が仕事から疲れて帰ってきたときに、夫が部屋を散らかし放題の状態だと、ふと「離婚」の文字が頭をよぎるかもしれません。夫婦が気持ちよく日々の生活を過ごすためには、ある程度、整理整頓ができる能力は必要です。そのほか、プロ並みでなくてもいいので、料理、洗濯の能力も持っていた方がいいでしょう。

衣食住は生活のベースとなるので、こういった不満が積み重なると夫婦喧嘩が増え、一緒に暮らしたくなくなってくることも多いのです。

また1人暮らしの時は、自分の稼いできたお金は、自分の好きなように使えた人も多いでしょうが、やはり結婚したときは、どちらかが稼いできたお金であっても、2人のお金になります。パートナーが専業主婦(主夫)だとしても、相手が家事や育児などをしてくれることによって、自分がより働きやすくなっているのであれば、自分の収入も“2人で稼いだお金”だと言えるのです。

そんなときに、貯金もしないで、さらに相手の許可も取らずに、高い買い物をしたり、趣味にお金を費やしたりと、好き勝手なことばかりしていると、「一緒に生活できない!」と思われてしまうでしょう。

2人のお金になるのだから、夫婦で折り合いを付けながら、収入に合った生活を送りたいものですね。

できていた方がいいこと4:相手と折り合いをつける能力

「できていた方がいいこと3」につながる話になりますが、例えばパートナーが家事を一切できない場合、「無理やりできるようにさせる」という方法は、場合によってはうまくいかないこともあります。何を言っても、やらない人はやらないですしね。

そんなときは、「家事代行を頼む」という方法もあります。家事代行を頼めるほどの収入を得る必要は出てきますが、これもまた1つの選択肢です。

実は、家事の能力以上に大切なことは、「お互いに折り合いをつけて、うまく生活ができるような環境にしていく柔軟性とコミュニケーション能力」です。

これがなければ、どんなに今まで紹介した能力があっても、結婚生活を維持することは難しいでしょう。なぜなら、今まで育ってきた環境が違う者同士で共に生活をするわけですしね。

できていた方がいいこと5:“独身でしかできないことを諦める力”を持つ

結婚したらできなくなることは色々とあるものです。自分勝手に1人旅や趣味三昧をしにくくなってくるし、仕事に集中したいときも、パートナーに気を遣わなくてはいけないこともあります。

結婚したら、「独身でしかできないことを諦める力」が必要です。誰かと生きていくというのは、二人三脚で人生を歩むということなのです。

更に言えば、結婚後は恋愛も諦めなくてはいけません。結婚とは、「もう他の人とは、恋愛をしない」と誓うことなのです。

だから、独身のうちに、結婚後にできないことは何かをきちんと考え、やり尽くした方がいいです。くれぐれも結婚後も独身気分のまま同じことをやると、家庭が壊れる可能性は高いので、気を付けましょう。

結婚前の「1人暮らし」はオススメ!

ここまで結婚前にできていた方がいいことを5つ紹介しました。特に1~3ができるようになるためにも、結婚前に一度、「1人暮らし」をすることをオススメします。

1人暮らしをすることで、自分自身を自分で支えること、さらに、1人で生きていく力を身につけることができます。

よく実家暮らしの人が「実家に暮らしていても、私も家事をやっているから、1人暮らしなんてしなくても大丈夫!」と言いがちなのですが、実際に1人暮らしをやってみると、「あぁ、こういうことなのか!」と分かることは多々あるでしょう。それくらい1人暮らしをすることで学べることは多いのです。

今は、結婚できない人が増えてきたと言われますが、実は、結婚すること以上に、結婚を維持することの方が大変なことかもしれません。3組に1組が離婚している時代ですしね。

逆を言えば、これらのことができていると結婚しやすくもなります。いい結婚生活が送れるように、今のうちにこれらの能力を身につけておきましょうね。

執筆者:コラムニスト・ひかり









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