「また会いたい」と思われる会話をする秘訣

ライザップゴルフ

執筆者:コラムニスト・ひかり

「また会いたい」と思われる会話とは?

付き合う前のデートでは、楽しい会話を心がけることが重要です。そうでなければ、「また会いたい」と思われにくいため、次につながらなくなってしまうからです。

見た目とかがタイプでなくても、会話力で、異性に「また会いたい」と思わせる人は存在します。そういう人は何ができているのでしょうか?

今回は、「また会いたい」と思われる会話をする秘訣を紹介します。

つまらない会話をする人の傾向

そもそも、つまらない会話をする人は、どんな傾向があるのでしょうか。例えば、下記のようなことをしてしまいがちです。

(1)一方的に自己アピールばかりをしてしまう。

(2)相手に興味をもって質問をしない

(3)愚痴や不平不満など、ネガティブな会話をする

(4)ありきたりな内容の会話をする。

1つずつ解説します。

(1)一方的に自己アピールばかりをしてしまう。

相手に自分をステキに思ってもらおうと、自己アピールばかりしてしまう人がいます。でも、そんなことをしていると、相手には、「押し売り」と同じような押しつけがましさを感じさせてしまいます。

それこそ、「自家用ヘリコプターを持っていて、操縦ができる」「ミシュラン3つ星の料理の腕を持っている」など、普通の人にはないような、“本当に”スゴイ内容の自慢話であれば、人は興味を持つものです。そこまでスゴイ場合は、どんどん自慢話をしましょう(笑)。

でも、そこまでの“人が興味を持つような自慢のネタ”がある人は、そうそういないものです。だったら、控えた方がいいでしょう。

自分を大きく見せようとする人ほど、相手にしてみれば、その人の持つ劣等感が見え隠れしてしまうものです。

つまり、自慢話をすればするほど、むしろマイナスのイメージを持たれてしまう可能性は高いのです。ほどほどにしましょう。

(2)相手に興味をもって質問をしない

余程好みの相手でない限り、“自分に興味を持ってくれない相手”に対して、自分も興味を持つことはそうそうありません。それくらい、「相手に興味をもつ」というのは、とても大切なことなのです。

なぜなら、「愛すること」の反対は、「憎む」ことではなく、「無関心」だからです。つまり、相手に興味を持たないということは、「愛することとは反対の行為」だと言えるのです。

デートをすることになったのであれば、たとえ興味がなくても、相手に質問をいくつか投げかけるくらいは礼儀だと思った方がいいでしょう。それこそ、トーク番組の司会者になったくらいのつもりで!(笑)

ただし、いくら聞きたいことであっても、相手に失礼になってしまう質問もあります。例えば、「年収はどれくらいですか?」「今まで何人と付き合ったことがあるんですか?」とかは、デリカシーがありません。

また、相手が離婚経験者の場合は、初対面の時に「どうして離婚してしまったんですか?」なんてズケズケと聞いてしまうと、相手の気分を害してしまうこともあるので、相手をよく観察して、話してくれそうな感じであれば、「もし差し支えなければ、教えていただきたいのですが……とても素敵な旦那さん(奥さん)になるタイプに見えるのですが、どうして前の結婚ではお別れをしてしまったのですか?」といった感じで、遠慮しがちに聞いた方がいいでしょう。

初対面の時は、まずは相手と心の距離を縮めていくことも大切なので、「趣味は何ですか?」「日常的に、どんなことをしていると、幸せを感じますか?」など、相手が答えることで気分が上がるようなことを質問した方がいいでしょう。

さらに、相手に素敵なところがあったら、きちんと褒めてあげることも大切です。自分を認めてくれる人に対して、好感を抱きやすくなるものなので、素敵なところは褒めてあげると心の距離が縮まります。

ただし、お世辞だと、余程の口が上手な人が言わないとバレやすいので、本当に素敵だと思ったことを褒めた方がいいですよ。

(3)愚痴や不平不満など、ネガティブな会話をする

愚痴や不平不満は、大概、話す方は気持ちがスッキリするものですが、これは「聞いている人のエネルギーを奪う行為」です。聞き手を“自分のうっぷんのゴミ箱”にしてしまう行為だからです。

初対面であれば、「相手が楽しくなることを話す」ということは、鉄則です。なるべく相手が聞いていて楽しくなるような、ポジティブな内容を心がけましょう。

(4)ありきたりな内容の会話をする。

実は、今回、一番伝えたいことが、これです。本人は「何も落ち度がなかったはずなのに、どうして次も会ってくれないんだろう」と思っている時は、大概、ありきたりな内容の会話をして、相手を退屈させてしまっていることが多いものなのです。

婚活している人の中でも、(1)~(3)は心がけている人がいますが、この(4)をしてしまっているからこそ、相手に「なにか物足りない」「付き合う決め手がない」と思わせてしまうことが多いのです。

「自分は話下手だから……」なんて諦めていないで、努力をすれば、それなりに相手を楽しませることができるものです。

つまらない会話をする人が分かっていないこと


会話が楽しくない人は、基本、“サービス精神”がありません。本人は悪気ないから気付かないのですが、やはり会話は、相手が「聞いてよかった」と思うような“お得感があるような内容”を入れることが大切です。

もちろんすでに付き合っていて、ラブラブのときは、どんなにつまらない“私の情報”であっても、「知りたい情報」なので面白がってくれますが、まだ付き合おうかどうかも決まっていない段階の相手には、そんな内容はつまらないものです。

まだ自分に恋をしていない相手には「へぇ!」と思わせられるような、何か興味深い情報を入れることも大切です。それが、“サービス精神”なのです。

それはどういうことかというと、つまらない会話やメールをする人は、「小学生レベルの作文」のような内容になりがちなのです。

(例)今日は、駅前の洋食屋に行ったよ。オムライスを食べたんだけど、美味しかった。

みたいな感じになってしまうのです。

これでは、「だから?」「で?」と言いたくなるような内容です。もちろんこういった内容でも、あなたを愛する祖父母であれば、「よかったね~!」と自分のことのように喜んでくれるかもしれません(笑)。でも、普通の人にとっては、つまらない話ですよね。

では、「中学生レベルの作文」になると、どうなるのか。

(例)今日は、駅前の洋食屋に行ったよ。オムライスは、卵がトロトロで美味しかったよ。

楽しかった理由を入れる分、少しだけ深みは出ました。その人にとって、どういうところがよかったのか、というのは、人によっては参考になります。でも、ありきたりの理由であれば、やはり大して面白くない内容と言えるでしょう。

では、「高校生レベルの作文」になると、どうなるのか。

(例)今日は、駅前の洋食屋に行ったよ。オムライスは、卵がトロトロで美味しかったよ。
でも、すごく美味しいのに、お店はいつも空いているのよね。近くにはオフィスもあるし、テイクアウトもできるようにすれば、もっとお客さんが増えるのに!なんて思った。

自分ならではの意見やアイデアを入れることで、少しは“自分らしさ”は出てきました。そうしたら、聞いている相手も少しは「へぇ!」と思うかもしれません。

でも、それでもまだ足りないんですよね。本当の相手が「へぇ!」と思わせるためには、“相手にも参考になる情報”を入れた方がいいのです。

(例)今日は、駅前の洋食屋に行ったよ。オムライスは、卵がトロトロで美味しかったよ。
どうしてこんなにトロトロになるのか?をお店の人に聞いてみたら、生クリームをたっぷり入れて半熟の状態で仕上げているからなんだって。
しかも、チキンライスには、隠し味にオイスターソースを使っているからコクが出て、このお店ならではの味になっているみたい。すごく美味しかったから、よかったら、今度、一緒に行かない?

ここまでの内容になると、8割くらいの人は「へぇ!」となります。さらに、「一緒に行こう」と言うことで、あなたがオムライスを食べた出来事が、2人に関係する出来事”に変わっていきます。そうすると、独りよがりの内容ではなくなってきますよね。
(※ただし、そもそもこういう話題にするときは、「相手は食に興味があるのか」「オムライスは好きなのか」を聞いてからにした方がいいですけどね)

楽しい会話をする努力をしている?

自分が話したいことを話すだけなら、わざわざ“振り向かせたい相手”を利用しないで、独り言を言っていた方が、まだマシかもしれません。相手にとって、どうでもいい話を延々と聞かされるというのは、ある意味、迷惑行為ですしね。

そんなことを言うと、「私(僕)はそんなに、面白い情報を知らないし……」なんてすぐに諦めてしまう人も少なくありません。でも、現代は便利なことに、ネットで調べたら、簡単に情報を入手できます。

言い訳ばかりしていないで、「相手を楽しませるために、ちょっとした努力をする」ことは大切ですよ!

更に言えば、「私(僕)は、面白い話ができない」と思っている人は、その出来事を通して、自分が「何か発見したこと」を加えるようにしてみましょう。

そんなことを言うと、また「私(僕)には、何も発見することはできないから」なんて言い出す人はいます。そんな人は、普段から、「何か面白いことを発見するぞ!」という気持ちを持つことも大切です。ただただ受け身で生きていて、好奇心を持っていないから、相手に「つまらない人」だと思われてしまうのです。

例えば、「あのお店のオムライスのケチャップは、何で美味しいのかな?と思って、ケチャップをなめてみたら、酸味がなくて、マイルドなのよね。

そこで、どうしたら酸味がなくなるのかを調べたら、レンジでチン!すると酸味が飛んでなめらかになるらしい。今度、家でオムライスを作る時は、ケチャップをチン!してみようかな」とか。

そうすると、聞いている方はまた「へぇ!」となるのです。初めに紹介した「小学生レベルの作文」に比べたら、かなり奥行きのある話になったと思いませんか?

会話をするときは、「FOR YOU」の気持ちで!

自分が話したいことを話している人は、「FOR ME」の状態です。

だから、そこにある“思い”というのは、

・私の話したいことを聞いてほしい

・私の魅力をアピールして、もっと好かれたい

など、自分のことばかりなのです。

逆に、相手を楽しませられる会話をする人は、「FOR YOU」です。

“相手が”何に興味を持っているかを理解し、それに合わせて、「相手がこの話題なら面白がるだろう」と思って話すのです。

自分が話したいから話すのではなく、“相手のために”話すのです。だから、相手は、一緒にいて楽しいのです。

もちろんもっと親しくなったら、相談事をするとか、自分の愚痴を聞いてもらうとか「FOR ME」の会話も可能です。でも、まだそこまでの関係でないときは、相手が楽しい会話を心がけることが重要です。それくらいの努力をしなければ、よほどあなたが好みのタイプでなければ、「また会いたい」と思ってもらえないかもしれません。

上手な会話のポイント

「ありきたりの内容の会話」から脱却するポイントをまとめると、下記です。

(1)相手が聞いていて、楽しくなることを話す。

(2)出来事を話すときは、ちょっとした情報や発見したことも入れる。

(3)誰もが言いそうな内容ではなく、自分ならではの意見、感想、アイデアも入れるようにする。 

(3)について、少し補足すると、例えば、アクション映画を見たときに、「アクションシーンは迫力があって、面白かった!」だったら、誰もが言うようなことです。

そうではなく、「自分はラストシーンのあのセリフにグッときた」とか、「あのセリフと同じことを昔、言われたことがあったのよね」という話から、興味深い思い出話が出てきたら、より楽しい会話になるものです。

とにかく、相手に「へぇ!」と言わせることを目標にして、話すことが大切なのです。会話は、「相手に捧げるプレゼントの1つ」だと思いましょう。

いらないプレゼント(つまらない話)ばかり送っていると、相手が受け取るのが面倒で、時間を作りたくなくなってしまうものです。素敵な会話をプレゼントできるように、ちょっとだけでも努力してみましょうね!

執筆者:コラムニスト・ひかり









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