執筆者:コラムニスト・ひかり
結婚相手を探すとき、どんなことを見ますか?年収?学歴?ルックス?
婚活をしていると、表面的な条件ばかりを見て相手をジャッジしがちです。でも、幸せな結婚をするためには、もっと見ておいた方がいい重要なポイントがあるのです。
今回は、「結婚相手に最適な相手のポイント」を5つ紹介します。
このページの目次
結婚相手に最適な相手1:きちんとコミュニケーションをとれる
きちんとコミュニケーションをとれるかどうかは、いい関係を築くために大切な能力です。
例えば、連絡無精で、メールの返信や折り返しの電話を面倒臭いと思ってしまう人は、人とすれ違いやすいものです。
そんな人と付き合ってしまうと、積極的にコミュニケーションをとらないので、“自分のものさし”でしか相手の言動の理由の判断ができないため、お互いにどんどん誤解をし合ってしまうでしょう。
よくあるのが、本人は「自分が嫌だと思っていることを、察してほしい」と思いながら、何も言わないパターン。それだと相手には分からないことも多々あるものです。たとえ自分が言いにくいことでも、逃げずにきちんと思いを伝えて、お互いに理解を深めることは、パートナーシップにおいて、とても大切なことです。
結婚生活では、今まで違う環境で生きてきた者同士が1つ屋根の下で暮らすことになるので、さまざまな問題が出てきます。そんなときは、冷静に話し合って、折り合いを付けて行かなければ、2人の間の溝がどんどん深くなっていってしまいます。
だから、自分もきちんとコミュニケーションをとれる人でいることは重要ですが、相手選びをする際も、きちんと向き合って話し合える人なのかは、要チェックです。普段から、メールや電話をしたときに、きちんと応対してくれるかどうかは見ておくといいでしょう。
結婚相手に最適な相手2:人に愛情、関心を抱ける
自分に関心を持ってもらいたいけど、相手には無関心の人は少なからずいます。そういう人と付き合っていると、はじめは良くても、だんだん寂しい気持ちになってくるものです。
「愛は憎しみに変わる」なんて言いますが、実際は、「愛する」ことの反対は「憎む」ことではなく、「無関心」です。つまり、人に関心を持てない人というのは、「相手にそれだけ愛情を注げない人」だと言えるのです。そんな人と付き合ったら、寂しい思いをしてしまいますよね。
好みのタイプの相手を落とそうと追いかけているうちは楽しいものですが、付き合ってからも相手が自分に関心をもってくれないときは、もしかしたら彼(彼女)は、結婚に向いていない人かもしれません。
「人に関心がない人は、愛情を抱けない人」と思って、寂しい結婚生活を送らないためにも、普段から「相手のことを知ろうとしてくれる人なのか」どうかは、事前にチェックしておきましょうね。
結婚相手に最適な相手3:欲望に負けない理性がある
浮気、借金など、多くのトラブルは、その人が「欲望に負けてしまうこと」で起こるものです。性欲に負けて浮気をしたり、ギャンブルにはまって借金を作ったりしてしまう人は、「理性が弱い」のです。
これらの行為は、悪気があってわざわざパートナーを傷つけようとしてやっていることは少なく、ただただ自分にその欲望を抑える理性がないために、結果的に傷つけてしまっていることが多いのです。
欲望に振り回される人と付き合ってしまうと、自分まで巻き込まれます。自分で自分をコントロールできない人を、他人がコントロールすることなどできないからです。
「普段はいい人だから…」なんて自分に言い聞かせながら、相手が変わることを夢見る人は少なくありませんが、基本、本人に生まれ変わるくらいの強い意志がないと、そういった人は変わりません。
甘やかせることが愛情でないことも理解した方がいいですし、できることなら、自分から幸せを奪う相手とは付き合わない方がいいでしょう。
結婚相手に最適な相手4:責任感がある
責任感のない人は、なにか都合の悪いことが起こると、基本、逃げます。自分が悪いことをして立場が悪くなっているのに、謝れるほどの心の強さはなく、ただただ逃げてしまう人は、意外と多くいます。
そんな人と結婚してしまうと、最悪なケースでは、家庭を放り投げて帰って来なくなることもあるでしょう。
「責任感のある人なのか」をチェックするときに、一番判断しやすいのは、よく嘘をつくかどうかです。嘘をつく人は、“自分の言動に責任を持てない人の代表”と言ってもいいでしょう。
パートナーシップにおいて一番大事なことは何かというと、「お互いにしぶとく関係を築く」ことです。
そのためにも、意見が合わないことがあろうが、喧嘩しようが、それでもお互いに関係を改善させながら一緒にいたいと思えるかどうかが重要です。
ただ、それは時に辛い作業でもあるため、単に「好き」「嫌い」だけの感情では乗り越えられないことも多いもの。つまり、相手と付き合っていることに対する「責任感」も必要なのです。
これがなければ、すぐに「もっと他にいい人がいるのではないか?」とよそ見をして、新たな人と付き合っては別れる、といった短期間の関係を繰り返してしまうでしょう。
結婚する前に、相手が仕事を投げ出す人ではないか、よく嘘をつかないか、何か自分に落ち度があったときは、きちんと謝れる人なのかなどは、要チェックですよ。
結婚相手に最適な相手5:「魅力的な人でありたい」と思っている
人生はいつだって、「自分との戦い」です。自分の弱さに負けないで、日々過ごすことで、だんだん心が鍛え上げられ、魅力的な人に成長していくのです。
でも、それは容易なことではなく、時に自分の弱さに負けてしまい、ズルイことをしてしまうこともあるでしょう。そんなときは反省し、自分を励まし、立て直していくことが大事です。それは、普段から「魅力的な人でありたい」「もっと自分を向上させて、ステキな人間になりたい」という理想とモチベーションがないと、難しいものでしょう。
中には「人が見ているところだけ、魅力的でいればいい」なんて人もいます。そんな人は、「バレなきゃいい」と陰で悪いことをします。中には、悪いことをしている自分に人が気付いていないと、優越感すら抱く人もいます。そんな人をパートナーにすると信頼を裏切るようなことをされることも多いので、やめておいた方がいいでしょう。
もし、“相手の本質”を見たいときは、こんな方法があります。「“ボーとして、油断しているときの相手”を観察する」のです。
油断しているときは、人前ではニコニコしているような人でも、性根が悪いと意地悪そうな表情をしていたり、ストレスを溜めていると不満そうな顔をしていたりするものです。
完璧に演じ切れる人などいないので、人が見ていないところで見せる顔で、その人の本性が見えることは意外とあるのです。相手が普段と全くの違う顔をしているときは、注意した方がいいでしょう。
条件以上に、人柄のいい人を!
ここまで結婚相手に最適な人のポイントを5つ紹介しました。一般的に好条件と言われているような高収入、高学歴、容姿端麗であっても、中身は残念という人は少なからずいます。それでは結婚後、悩まされることも多いでしょう。
結局、人生を共に歩む相手というのは、「どれだけの人格を持っている人なのか」というのが、重要なことです。優れた人格があれば、どんなトラブルが起こっても、乗り越えられることが多いからです。
相手はもちろんのこと、自分自身も、今回紹介した5つのポイントが当てはまるように、日々自分を磨き、魅力的な人でありたいものですね。
執筆者:コラムニスト・ひかり