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意外と知られていない交際中のルールと流れ
結婚相談所に登録したら、自分の希望条件に合ったお相手を紹介してもらう事になります。
そしてお互いの条件が合えば、お見合いで相手と初めて会ってお話し、そこで双方が気に入れば交際の運びとなります。
結婚相談所で交際する場合、通常の恋愛で交際するのとはまた違ったルールや流れがあるのを、ご存じでしょうか。
そこをしっかり押さえておかないと、交際中でもお相手からお断りされてしまう可能性もあります。
そのような事にならないように、結婚相談所での交際におけるルールと流れを確認しておきましょう。
結婚相談所への入会からお相手選びまでの流れ
まずは結婚相談所への入会からお相手選びまでの流れをご説明します。
無料見学・面談の予約
結婚相談所への入会を考えた時、今の時代はまずはネットで情報を収集する事が多いと思います。
資料請求もネットで出来る事が多いので、利用すると大変便利です。
ネットや取り寄せた資料によって、ある程度の情報がわかったら、次は実際に結婚相談所に行ってみましょう。
実はほとんどの結婚相談所では、無料見学や無料相談を受け付けています。
入会前に、立地場所や相談所の雰囲気、そしてどのようなアドバイザーが対応してくれるのかを知る良い機会になります。
また結婚相談所について知りたい事やわからない事などを、直接スタッフに相談したり質問したりする事も可能です。
実際に足を運んでスタッフに接する事で、ご自身にとって大事な婚活の場を納得して選ぶ事が出来るでしょう。
書類の提出
入会したい結婚相談所が決まったら、次は書類を提出して入会のための審査を受ける事になります。
結婚相談所では確かなお相手との出会いを約束するため、入会時に簡単な審査が行われるのです。
一般的に求められる書類には次のようなものがあります。
- 独身証明書
- 身分証明書
- 収入証明書
それぞれの結婚相談所によって、男女別に入会基準や提出する書類が異なっています。
書類で確認できる事以外にも、「健康であるか」や「精神疾患がないか」等も審査の基準になります。
また結婚の意思が高いかどうかも確認される項目となりますので、気を付けて下さい。
プロフィールの作成
必要書類の確認が済んで入会が許可されたら、プロフィールを作成する事になります。
プロフィールに掲載する内容は、一般的に次のような項目です。
- 氏名
- 年齢
- 性別
- 身長
- 体重
- 趣味
- 家族構成
- 住まい
- お相手の年収や年齢・身長や見た目などの条件
- 自己PR
自分のPRを作るのは難しいと心配になるかもしれませんが、経験豊かなアドバイザーが印象の良いプロフィールの作成を一緒に考えてくれますので安心して下さい。
基本情報のプロフィールが出来たら、次はそこに載せる写真を撮影します。
一般的には結婚相談所で撮影するか、または提携している写真館や外でのロケで撮影する事になります。
通常その代金は初期費用に含まれています。
プロフィール写真の撮影時には、コーディネーターが付いてメイクや髪型、それに服装などもアドバイスしてくれます。
あなたの魅力が最大限に活かせるように、プロデュースしてくれるのです。
一般的に男性は「家庭的」な女性を求め、女性は男性に「清潔感」を求める傾向があるようです。
人によって好みは異なるとは思いますが、まずはコーディネーターの意見に耳を傾けて、好印象な写真が撮影出来るようにしましょう。
お相手選び
プロフィール登録が完了したら、いよいよお相手を選ぶ事になります。
多くの結婚相談所では、パソコンの専用画面を使い、お相手を探します。
自分の求めるお相手の条件を入力する事で、相手が絞り込まれ一覧で表示されます。
結婚相談所のパソコンからのみ操作が出来るケースと、ご自宅のパソコンでも扱えるケースがあります。
よくあるミスとして、慎重になり過ぎてお相手を決められないというケースがあります。
お相手へ求める条件や理想が高まり、なかなか踏み出せなくなってしまうのです。
結婚相談所に登録しても、お見合いが出来なければ意味がありません。
まずは色々なお相手に会ってみるという事が必要です。
その中で、段々と自分が本当に求めるお相手の像も見えて来るという事もあります。
結婚相談所での交際から成婚までの流れ
次に結婚相談所でのお見合いから交際、そして成婚までの一般的な流れをご説明したいと思います。
お見合い
プロフィールを見て会いたいと思えるお相手が見つかったら、アドバイザーを通してお見合いの申し込みをします。
ただし申し込みをしたからと言って、必ずしもお見合いが出来るとは限りません。
お相手の方もあなたのプロフィールを見て、会ってみたいかどうか判断してからお返事が来ます。少なくとも2~3日間は掛かると思っておきましょう。
よいお返事をもらう事ができて、お見合いする事が決まれば、実際に日程や場所の調整に入ります。
お見合いというと、両方の親が同席するような場面を想像されるかもしれませんが、結婚相談所のお見合いはそれとは少し違います。
一般的にはホテルのラウンジなどで、2人もしくは結婚相談所のスタッフを交えて1時間程度を目安に、お互いの事を話す場になります。
話す内容としては、趣味や休日の過ごし方などお互いを知るための質問から始めてみましょう。
自分が知らない事であっても、「わからないので教えて下さい。」というように興味を示す事で、会話も広がります。
積極的に会話をする努力をする事で、短い時間でもお相手の良いところが見えて来る事でしょう。
ただし、いきなり将来何人子どもが欲しいのかや、これまでの恋愛遍歴などを尋ねたりするのは印象も悪くマナー違反です。
仮交際
お見合いをして双方が気に入った場合、連絡先を交換する事になりますがそれが「仮交際」のスタートです。
「交際」という名はついていますが、あくまで連絡先を交換しただけで、これから相手のことをもう少し知りたいという段階です。
ですからここで恋人のような接し方をしてしまうのは時期尚早と言えます。
そのような態度を取ると、相手が引いてお断りされてしまう事もありますので気を付けましょう。
また電話やメールで連絡を取り過ぎるのも、お相手に負担になりますのでほどほどを心掛けて下さい。
尚、この時期は、他の異性ともお見合いしたり連絡を取ったりする事が、結婚相談所から正式に認められています。
真剣交際
仮交際の期間を経て、この人とちゃんとお付き合いしたいと双方が思えば本交際に進みます。
こうなればもう他の異性とは連絡取ったり会ったりという事は禁止で、恋人同士と言える関係となります。
真剣交際に進む際には、男性はハッキリと「結婚を前提にお付き合いして欲しい」という意思を伝えるようにしましょう。
何となく伝わっているのではないか、などとうやむやにすると女性に気持ちは伝わっていない事もあります。
ここで交際が終わりになってしまわないように、きちんと告白する事が大切です。
成婚
結婚相談所での成婚とは、一般的に結婚が成立したことを言います。
結婚相談所によって、成婚の定義は様々ですが、概ね次のようなケースが成婚とみなされます。
- 結婚を前提に付き合い始めた
- 結婚の約束をした
- お互い結婚の意思が固まった
- 双方の親に挨拶をした
この段階になったら、成婚退会届を提出して結婚相談所を退会します。
結婚相談所では入会から数カ月で結婚に至る方も少なくなく、出会いから結婚までの期間は通常の出会いよりは短い事が多くなります。
最初から結婚したいという意思を持って入会している男女しか、そこにはいないという事が理由の一つでしょう。
結婚相談所に入会しても本当に結婚が出来るかどうか心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、多くのお相手と会い積極的に活動する事で、必ず成婚につながって行く事でしょう。
結婚相談所での交際中のルールやマナー
次に結婚相談所での交際中のルールやマナーについてご説明します。
連絡先を交換したら
基本的にお見合いの席でお相手から連絡先を聞くのはルール違反になります。
お見合いの後、双方の担当アドバイザーに相手の印象を伝え、お互いが気に入った場合のみ、アドバイザーを通して、連絡先を教えてもらえるのです。
連絡先を交換したら、その日のうちに男性側からファーストコールをするのがマナーになります。
仕事などの関係で、どうしてもその日のうちに電話ができないという場合には、いつ連絡をさせてほしいという事をメールなどで伝えておきましょう。
またもし相手が電話に出ないような場合には、相手にも事情がありますからしつこく何度も掛けるのは止めましょう。
女性側は男性から着信があって出られなかったような場合には、なるべく早めに折り返し電話を掛けるようにしましょう。
尚、連絡先を交換したにもかかわらず、正当な理由もなく1度も会わないで断るというのはルール違反になります。
初めてのデート
初めてのデートは、できるだけお見合いからあまり時間を空けない方が良いでしょう。
もしデートの最中に思っていた人と違うな、価値観が合わないな、などと感じるような場面があったとしても、その場で不機嫌な態度や不愛想になるのはマナー違反です。
お互い大人ですから、その場は何事もないように振舞うべきです。
また少なくとも最初のデートでは、食事代などは男性側が支払うのがマナーです。
1度目のデートで割り勘にした男性は、そこで交際をお断りされるケースがとても多くなります。
女性が支払いますと言っても、スマートにお断りして支払うようにしましょう。
逆に、支払ってもらって当たり前というような態度を取る女性もまた、1度のデートでお断りされやすいです。
お財布を出して払う意思は見せる方が好感度も上がります。
ご馳走してもらった時には、しっかりとお礼を言うのも当たり前のマナーと言えるでしょう。
交際期間
交際期間中は、少なくとも1か月に1度は担当のアドバイザーと面談し、現在の状況を報告します。
相手の気持ちがわからないけれど聞きにくいなどというお悩みがあれば、アドバイザーを通して聞いてもらってもいいでしょう。
お見合いして本交際に入ってからの期間は、基本的には3か月以内と決めている結婚相談所がほとんどです。
この間に相手と結婚する意志があるのかないのかをハッキリさせる必要があります。
仕事の都合でこの間に会う機会が少ししか持てなかったなど、特別な事情がある時は担当のアドバイザーに相談するようにして下さい。
結婚相談所は結婚の相手を見つけるところですから、結婚の意思なくいつまでもズルズルと交際するのは、お互いにとって時間とお金の無駄になってしまいます。
早めに決断し、結婚の意思がなければハッキリとお断りするのがマナーです。
交際中のルール
結婚相談所での交際期間中には、いくつかのルールがあります。
まず交際を途中でお断りする際には、トラブルを避けるためにも本人が直接言うのではなく、担当のアドバイザーに伝えてもらいます。
また次のような行為は、結婚相談所ではルール違反となり、成婚とみなして退会させられたり成婚料を請求されることもあります。
- 結婚の口約束
- 婚前交渉
- 宿泊を伴う旅行
- 同棲
またお金の貸し借りや、授受も禁止です。
まとめ
結婚相談所でのルールや流れはご理解いただけましたか?
これらをしっかり理解して、成婚に至れるように頑張ってください。
男性はもしどうやってプロポーズしたら良いか悩んだ場合には、担当のアドバイザーに相談してみましょう。
婚活のプロであるアドバイザーが、効果的なプロポーズのアイデアについて相談に乗ってくれる事でしょう。
女性は結婚が現実になりそうになると、不安が出てきてしまう事もあるかもしれません。
そのような時には自分一人で抱え込まないで、担当アドバイザーに相談することで、案外簡単に気持ちが晴れることがあります。