結婚相談所の歴史

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更新日:2019年7月20日
公開日:2015年7月26日


日本には結婚の仲立ちとしてはるか昔の鎌倉時代の初め頃から仲人制度があったとされています。
いわゆる戦(いくさ)により、夫を失ってしまった女性に男性を紹介するために活躍していたようです。

お見合いという形式が採用されるようになったのは、江戸時代と言われています。
今で言う喫茶店に近いお茶屋でお互いの世話人がお見合いを手配していたようです。
江戸時代には「慶安」という組織があり、雇用斡旋と結婚斡旋を行っていたようです。
ちなみに慶安の名前の由来は大和慶安という医師が医療業務より仲人として活躍していた事から付けられたと言われています。
縁結びをする慶安のメンバーの殆どが人望厚き街の名士で形成され、主に医者がその役割を担っていたようです。

幕末から明治までの多くの戦いで若い男性が減ってしまったことや多くの人が地方から上京してきたことにより、雇用斡旋業は大変繁盛したようですが、あまり利益が取れなかったことから、より利益率が高い結婚斡旋に力を入れるようになったようです。
大阪の山口吉衛門が公的に【養子女婚嫁家妾縁組仲媒取扱所】という結婚相談所を誕生させたのが、明治13年でこれが最初の結婚相談所と言われています。

昭和に入り結婚相談所の数は増えていきますが、その後1970年頃ドイツのアルトマン社が独自の結婚情報サービスを日本に導入したのが今の結婚相談所や結婚相談サービスの原型だと言われています。
驚くことに会員データをコンピュータで管理し、相性が合いそうな者同士をマッチングするサービスが50年近く前から既に採用されていたことになります。

現在では仲人協会、仲人連盟、仲人連合会のような団体所属の結婚相談所が各地に誕生し全国に4000程度の結婚相談所があると言われています。
協会所属の結婚相談所は協会規定の活動をしていますが、協会に所属していない結婚相談所も独自に活動しています。
それらの規模は様々で法人組織として大々的に宣伝活動し大量の情報を持って実績を上げている大手企業系列の結婚相談所もあります。
しかし、昔で言う仲人の発展系ともいえる個人的経営の小規模な結婚相談所も少なくありません。
小規模の結婚相談所では会員が少なくて出会える機会が少ないんじゃ?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
協会に所属している結婚相談所はデータを共有しているので、カップル誕生率は十分に高いです。
ただし、結婚相談所の中には詐欺まがいの活動をしているところもあるようですので注意を要します。
入会する前にしっかりと見極めるようにしましょう。









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